企業データベースおすすめ6社を徹底比較。選び方のポイントも紹介!

画像はイメージです。実際とは異なる場合があります。

BtoBビジネスにおいて、営業先のリストアップやマーケティング活動など、企業情報が必要な場面は多々あります。しかし、人力での情報収集は時間がかかりすぎて、効率が悪くなってしまいます。

こうした場面で活躍するのが、企業の情報を網羅的に掲載している企業データベースです。企業データベースを活用すれば、自動で新規顧客リストを作成できるほか、与信調査、コンプライアンスチェックまで対応可能なので、営業・マーケティング活動の無駄を省けます。

企業データベースは様々なサービスがあるため、本記事では企業データベースの選び方とおすすめのサービスを紹介します。

企業データベースとは

企業データベースとは、企業に関する情報を網羅的に掲載しているデータベースのことをいいます。主に次のようなデータが格納されています。

【企業データベースに掲載されている主な項目】
・業務内容
・業績
・従業員数
・事業所・店舗数
・連絡先
・企業の主な取引先

これらのデータを簡単に検索することができ、潜在顧客の自動リストアップも可能なため、営業やマーケティング活動を効率化できます。また、与信調査、リスク調査、コンプライアンスチェックなどにも活用できるので、リスクのない安全な取引先候補の選出にも役立ちます。
紙で企業データを取り扱っていると、データの保管場所が必要、かつデータを探す手間が発生しますが、企業データベースを採用すれば物理的なスペースや用紙代の削減はもちろん、データを探す時間の短縮ができる、と多くのメリットを享受できます。

企業データベースの選び方のポイント

企業データベースを導入する際は、次のポイントを検討する必要があります。

企業データベースを選ぶときのポイント
・目的にあっているか
・コスト
・アップデートの頻度

目的にあっているか

企業データベースには様々な種類があり、各サービスで搭載されている機能が異なるため、まず導入の目的を明確にすることが大切です。企業データベースを活用する目的には次のようなことが考えられるでしょう。

企業データベースを利用する目的
・営業リストの作成
・与信調査
・ABM(アカウント・ベースド・マーケティング)のための情報収集
・広告ターゲティングの洗い出し
・見積書管理

サービスによっては特定の用途に特化している場合もあるので、目的に合ったものを選びましょう。

コスト

企業データベースに限らず、システムやツールを導入する際にはコスト感も外せないポイントです。
注目すべきは、「必要以上の機能が搭載されていないかどうか」です。機能が豊富なサービスの方が、一見利便性が高そうに見えますが、実際は使わないことも多くあります。使わない機能に費用を払い続けることは、経費のムダ以外の何者でもないので、機能面からも費用感を検討しましょう。
導入コストは、多くが月額数千円~5万円台の範囲です。サービスによっては、無料で利用できるものもありますが、期限が設けられていたり、データの公開範囲が限定されていたりします。
ただし、無料トライアル版から利用して「業務効率が図れそうか」「目的にあった活用ができるか」といった点を検討するといった活用方法はおすすめできます。

アップデートの頻度

ビジネスを取り巻く環境は、数年または数ヶ月で劇的に変化します。アップデートの頻度が遅いデータベースの場合、情報が古いことも往々にしてあるため、導入したところでかえって業務効率が下がるでしょう。
特に昨今では、新型コロナウイルスの影響を受けて廃業しているケースも考えられるので、情報の鮮度は外せないポイントです。
目安としては最低でも週1ペースで更新されているサービスを選ぶようにしましょう。

企業データベース6社を徹底比較

企業データベースを提供しているおすすめのサービスを6つ紹介します。

サービス名料金アップデート頻度企業数おすすめの目的無料トライアル期間
アラームボックス2,800円~/月随時400万社・与信調査
・ABMのための情報収集
15~30日間
BIZMAPS0円~/月随時170万社以上・営業リストの作成
・ABMのための情報収集
FORCAS要問合せ要問合せ150万社以上・営業リストの作成
・ABMのための情報収集
要問合せ
Musubu0円~/月随時140万社以上・営業リストの作成
SalesNow Targeting要問合せ随時500万社・営業リストの作成要問合せ
FUMA0円~/月要問合せ160万社・営業リストの作成

 

アラームボックス

アラームボックスは400万社のデータを保有し、企業調査・与信管理の効率化が図れるデータベースです。
「パワーサーチ」「モニタリング」「ギャランティ」の3つのサービスがあり、与信調査・リスク調査、コンプライアンスチェックをはじめ、取引先の状況の変化など、様々な情報をタイムリーに自動で知らせてくれます。
また、アラームボックス独自の情報も展開しているので、通常の営業活動では入手しにくい情報も手に入れやすいという特徴を持ちます。さらにSNSやブログなどからも情報収集を行っているので、他社よりも一歩踏み込んだ情報収集が可能です。
「ギャランティ」サービスでは取引をはじめる前に請求書単位で保証かけられるので、与信調査や決済条件を気にせず新規開拓に挑めます。

参考:アラームボックス

【アラームボックスの特徴】

  • ・リアルタイムで情報を通知。アラートは3段階に分けられ、通知しない設定も可能
  • ・SNSやブログなど、様々な媒体から拾ってきた確度の高い多様な情報を自動でお知らせ
  • ・月々2,800円からと高機能でありながら低コストで導入できる
企業データベース名アラームボックス
費用2,800円~/月
アップデート頻度随時
おすすめの目的・与信調査
・ABMのための情報収集
公式HPhttps://alarmbox.jp/

BIZMAPS

BIZMAPSは、170万社以上の企業情報を抱える国内最大級のデータベースです。
月100件までであれば、ダウンロードは無料。上限を超えた場合は、1件30円で購入も可能です。定額プランは4,980円からで、月に1,000件のデータがダウンロードできるようになります。
全国にいる3,200人のリサーチャーが目視で企業の情報をチェックして更新しており、毎月、新設法人のリストも追加しています。展示会出展歴や導入製品など、BIZMAPS独自の検索タグを活用することで、ピンポイントで精度の高い営業先リストの作成を可能にします。

参考:BITMAPS

【BIZMAPSの特徴】

  • ・月100件まで無料でダウンロード可能
  • ・独自タグで精度の高い営業先リストを抽出
  • ・3,200人のリサーチャーが目視で情報追加
企業データベース名BIZMAPS
費用0円~/月
アップデート頻度随時
おすすめの目的・営業リストの作成
・ABMのための情報収集
公式HPhttps://biz-maps.com/

FORCAS

フォーカスは560業界、150万社以上の企業データベースを持つ、B2B事業向けの顧客戦略プラットフォームです。
営業とマーケティングの2つのプランが用意されており、各シーンに合わせたサービスを提供。特に高いターゲティング精度には定評があります。
エクセルに落とし込んだ企業リストをアップロードするだけで、顧客に共通する特徴や傾向を自動で分析。グラフ化されることで、受注企業の特徴を把握しやすくなります。
また、セールスフォースなどのツールとの自動連携も可能で、企業属性データの付与や過去のデータの更新が一括でできるなど、データ管理を効率化できます。

参考:FORCAS

【FORCASの特徴】

  • ・顧客満足度87%
  • ・営業とマーケティングの2プランがある
  • ・ツールの自動連携が可能
企業データベース名FORCAS
費用要問合せ
アップデート頻度要問合せ
おすすめの目的・営業リストの作成
・ABMのための情報収集
公式HPhttps://www.forcas.com/

Musubu

Musubuは140万社以上のデータを保有し、法人営業を支援するデータベースです。
管理画面から業界や都道府県といった任意の検索条件をチェックするだけのシンプルな構造で、マニュアルを覚えたり、属人化したりする心配もありません。そのうえ、確度の高い営業先リストを作成するまでの時間は約30秒とリスト作成の時間を大幅に削減できます。
また、営業活動の情報を登録すると関連情報を結びつけてくれるので、営業活動で得た情報の一歩先の情報を得ることも可能で、新規営業の成功率を高めてくれます。
フリープランと有料プランがありますが、フリープランは一部機能や閲覧制限がかかります。単月プランもあるので、有料版を検討のうえで試してみたい場合は、単月プランの利用から開始することをおすすめします。

参考:Musubu

【Musubuの特徴】

  • ・シンプルなUI
  • ・30秒で営業先リストが作成可能
  • ・関連情報を結びつけてくれることで新規営業を強化
企業データベース名Musubu
費用0円~/月
アップデート頻度随時
おすすめの目的・営業リストの作成
公式HPhttps://www.musubu.in/

SalesNow Targeting

SalesNow Targetingは、10秒で営業リストを自動作成できることが売りのデータベースです。
500万件以上のデータベースから自社に最適な見込み企業をピックアップ。156項目以上も検索項目があるので、確度の高い営業先リストが作成できます。
抽出された企業リストには電話番号をはじめ、会社HP、採用情報、SNSなど様々な情報が付与されています。月5万円から利用できて、アカウントを発行すれば最短当日から営業リストの作成が可能です。

参考:SalesNow Targeting

【SalesNow Targetingの特徴】

  • ・10秒で営業リストを自動作成
  • ・156項目以上の検索項目で最適な見込み企業をピックアップ
  • ・最短当日から営業リストの作成ができる
企業データベース名SalesNow Targeting
費用要問合せ
アップデート頻度随時
おすすめの目的・営業リストの作成
公式HPhttps://top.salesnow.jp/

FUMA

FUMAは完全無料、ログイン不要で利用できるデータベースです。
独自の基準により選別した160万社の有力企業の情報から最短5秒で営業リストの作成が可能。Yahoo Japan!や転職会議と提携・情報提供を行うなど、信頼のおけるデータベースです。
法人向けには有償版もリリースしており、無料版で公開されているデータはもちろん、法人番号との紐付けや業種再分類など、1社につき最大60項目の財務データを提供しています。無料版でも売上高やエリア、設立年数といった様々な条件で絞り込みが可能。営業リスト作成の効率化が狙えます。

参考:FUMA

【FUMAの特徴】

  • ・完全無料、ログイン不要で利用可能
  • ・独自基準により160万社の有力企業を選出
  • ・無料版でも高機能
企業データベース名FUMA
費用0円~/月
アップデート頻度要問合せ
おすすめの目的・営業リストの作成
公式HPhttps://fumadata.com/

まとめ

企業データベースを活用すれば、営業・マーケティング活動の効率化が図れます。リスト作成にかけていた時間を、実際の営業やマーケティング活動に充てられるようになれば、成果が大幅にアップすることも考えられるでしょう。また、DX化が進む昨今において、他社に遅れを取らないためにも、企業データベースの導入を検討してみてはいかがでしょうか。