【株式会社PROEARTH】倒産情報レビュー(第34回)

こんにちは。アラームボックスのデータ解析担当タカです。
今回、34回目の倒産情報レビューは、建機レンタルで業績を伸ばしてきた「株式会社PROEARTH」です。

会社情報はこちら

会社名 株式会社PROEARTH
旧商号 株式会社プロアース、株式会社プロアースエンタープライズ
代表者 松井 義仁
所在地 神奈川県厚木市寿町1丁目6番14号
法人番号 6021001039417
業種 建機・トラックの販売レンタル
資本金 9,000万円
倒産日 2017年12月27日
倒産種別 破産開始決定
負債総額 約151億円

株式会社PROEARTHについて

株式会社PROEARTHの設立は2007年。神奈川県厚木市に本拠を置き、建設機械や車両を販売、レンタルする事業を展開していました。2011年に発生した東日本大震災などの復興需要や東京五輪の需要を追い風に売上高は伸長し、ピーク時には約177億円まで売上を伸ばしていました。

しかし、2017年10月に取引先の「株式会社日商」が破産したことで事態が紛糾。他にも様々な噂や憶測が飛び交う中で急速に信用を落とし、2018年1月に民事再生法の適用を申請、スポンサーに「株式会社エム・テック」が名乗りを上げたものの実現せず、2018年2月に破産手続きが開始されました。

それでは、倒産に至るまで、実際にどのような情報が流れていたのかを見てみましょう。

株式会社PROEARTHの倒産までのアラーム情報まとめ

株式会社PROEARTH 倒産情報

オンラインデータを活用した企業調査サービス「アラームボックス」による「株式会社PROEARTH」の事後検証結果(一部省略)

上記の画像を見ると、倒産の前兆として、何度かアラームが発生しています。

株式会社PROEARTHに関する最初の情報は、2016年11月。旧商号である「株式会社プロアースエンタープライズ」に循環取引の噂があるというものでした。

PROEARTH社は資金繰りに窮する中で、2017年3月には追徴課税が発生。さらに、大口取引先であり、下請けへの未払いが発生していた「株式会社日商」が10月に破産したことで関係会社を含めると2億円をこえる不良債権が発生し、「要警戒」のアラームが発生しています。

さらに2017年11月末には独自に入手した情報で手形割止の「要警戒」のアラームが発生しています。

このような状況下で、株式会社PROEARTHは自力での再建を諦め、2017年12月に東京地裁へ民事再生法の手続開始を申請。スポンサーに「株式会社エム・テック」が名乗りを上げましたが実現せずに終わり、2018年2月には破産の手続きが開始されました。

なお、スポンサーに名乗りを上げていた「株式会社エム・テック」は2018年10月に倒産しています。

株式会社PROEARTHの倒産情報から分かること

インターネットで「PROEARTH 倒産」「PROEARTH 循環取引」で検索すると様々な情報が出てきます。また、株式会社PROEARTHに関連する連鎖倒産は数多く、建機業界に大きな影響を与えました。一部では循環取引などにより倒産可能性が高い企業群として、「VSOP」等の隠語が飛び交っており、「VSOP 建機」で検索してもいくつかの情報が見つかります。

当社は「アラームボックス」の運営を通じて、継続的に倒産の前兆となりうる情報を入手しています。アラームボックスが与信管理における経営判断の一助となれば幸いです。

最後まで、お読みいただきまして、ありがとうございました。また、次回お会いしましょう。隔週木曜日の更新予定です。

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