子供服のロニィ RONI WORLDが破産申請一任

画像はイメージです。実際とは異なる場合があります。

子供服ブランド「RONI(ロニィ)」を運営していた「株式会社RONI WORLD」が破産申請を弁護士に一任したことが明らかになりました。

株式会社RONI WORLD 概要

法人名株式会社RONI WORLD
代表者岡田雅登
所在地東京都中央区東日本橋2-27-9
法人番号5010901036582
業種小売業(織物・衣服・身の回り品小売業 (子供服小売業))
資本金5000万円

株式会社RONI WORLDについて

ブランドRONIについて

2000年にサーフブランドとして誕生した子供服ブランド「RONI」は元々「株式会社 アダプト(代表者:野口雅弘)」が運営していました。サーフブランドのトレンドを子供服に反映し、独特なテイストが好評を博しました。しかし、不良在庫が多く在庫廃棄や借入による金利負担の重さから低収益であり、2015年には金融機関や取引先から債権・動産譲渡登記を設定されるなど信用低下が著しく、同年アダプトは倒産しました。

その後、RONIブランドの営業権を譲受し「株式会社RONI WORLD」が設立されました。RONI WORLDはRONIブランドや「カンテサンス株式会社」から引き継いだ子供服ブランド「BANANA CHIPS」を全国のショッピングセンターに展開。おもちゃメーカーとコラボするなど事業を拡大していました。

RONIの大量閉店

2018年には子供服専門のリサイクルショップECO & KIDS AKIRAを運営していた「株式会社AKIRA」が倒産しています。

フランチャイジーから契約違反で訴訟を起こされ倒産したAKIRA社ですが、同社の顧問にRONI WORLDの代表者である岡田 雅登氏の名前があることから、RONIの在庫をAKIRAで販売していたと思われます。

RONIは全国の店舗を次々と閉店していました。2019年10月にはついに新宿店一店舗のみになり、事業の継続も難しく、今回の措置となりました。

株式会社RONI WORLDのネット上の評判

倒産品を追いかける「マザドン」現象は起こるか

2019年7月に倒産したマザウェイズですが、在庫過多で倒産したために、倒産品が大量に市場に流れました。特に量販店の「ドン・キホーテ」が目立つ形で販売し、それに目を付けた消費者が「#マザドン」のフレーズで情報を共有しながら各地の倒産品を購入する現象が起きました。

今回は店舗を限界まで縮小してからの倒産のため大量の在庫が放出されるとは考えにくいですが、一部消費者では「ロニドン」期待が高まっています。

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