東証二部の「南海辰村建設株式会社」が業績修正を発表し、上期経常を従来予想を大幅に下回る42.7%下方修正しました。
目次
南海辰村建設株式会社 概要
南海辰村建設株式会社について
沿革
南海辰村建設株式会社は1944年に「岸和田工業株式会社」として創業されました。その後、1975年に南海建設に吸収合併され南海建設株式会社へ商号変更。1995年には当時経営不振だった株式会社辰村組と合併し南海辰村建設株式会社へ商号変更されました。
2009年の大津京ステーションプレイス施工不備事件
2009年に滋賀県大津市のデベロッパー「株式会社大覚」が販売、南海辰村建設が施工した「大津京ステーションプレイス」について、引き渡し後に施工不良が発覚しました。大覚が工事代金の支払いを拒否したため南海辰村建設との間で2019年現在も係争が続いています。
これな~
どう考えても南海辰村が悪いわな。
あれだけ無茶苦茶な施工しておいて金くれって盗人猛々しいですもん。
決着はいつ? あのトンデモ欠陥マンション事件の今 置き去りにされる住民たち、求められる対策とは(1/4) | JBpress(日本ビジネスプレス) https://t.co/2pfx3dkGO0 @JBpressさんから— 空飛ぶキツネ (@flyingfox1968) 2019年7月8日
2019年4月訴訟の判決
前述の大覚との訴訟において、2019年4月12日大阪高等裁判所の判決が出されました。
2019年上期経常を下方修正
2019年9月27日、南海辰村建設株式会社が業績修正を発表しました。上期経常を従来の予想「7.5億円」を「4.3億円」に42.7%修正、大幅に下回る内容となりました。南海辰村建設が大覚に対し総額1,875百万円と遅延損害金の支払いを命じる内容でした。これを不服として同社は上告受理申し立てを行っています。