消費者庁が「株式会社サンドラッグ」に景品表示法違反で措置命令を行いました。
同社は、2019年7月から2020年1月にかけて、一部の直営店が配布した新聞折込チラシにて、日用品や加工食品など13品目で既に存在しないメーカー希望小売価格と比較した割引価格や割引率を掲載していました。
サンドラッグは、過去存在したメーカー希望小売価格(定価)が廃止されたことに気付かずそのまま掲載した点と、誤って商品参考売価を『定価』と認識していた点が原因としています。
再発防止のため同社は、データメンテナンスの定期的実施やその管理の徹底強化をし、景品表示法などの社内研修内容を改善及び更なる指導強化に努めるとしています。
株式会社サンドラッグ 概要
株式会社サンドラッグについて
株式会社サンドラッグは1957年に東京都世田谷区で創業。1965年に有限会社サンドラッグを設立し、法人化しました。その後1980年に株式会社サンドラッグとなりました。直営店、フランチャイズ店合わせて合計1168店舗を展開しています。(2020年3月現在)
2013年6月から2014年にかけて、東京都の店舗で存在しない架空のメーカー希望小売価格を店内で表示し、その価格から割引した価格を掲載し販売したため、2014年1月21日に東京都から景品表示法に基づく改善指示を受けました。
近年では2019年に代表取締役社長として、子会社のダイレックス株式会社の代表取締役社長であった貞方宏司が就任しました。
株式会社サンドラッグの評判
株式会社サンドラッグについて、ネット上では様々な投稿があります。
"メーカー希望小売価格"って、廃止されてたんですね!👀知らなかった…
サンドラッグもそれを知らずに、メーカー希望小売価格と比較した割引価格を表示したり、そこからの割引率を表示したりしていた、とのこと。
サンドラッグ、景表法違反で消費者庁から措置命令 https://t.co/cnxdFdZ5ZC
— ミライ@化粧品研究開発×転職 (@tenshoku7cosme) 2020年6月27日
サンドラッグが景品表示法違反になった。確かに、3割、5割引など書くと安いと思うのでどうしても標準小売り価格を掲載したいよね。
— チラシガイドの人 (@chirashiguide) 2020年6月25日
「まだこんなこと(二重価格表示)やっているのか?」が感想です。他のドラッグストアやディスカウントも要注意↓
・景品表示法違反サンドラッグ不当な二重価格表示で行政処分
消費者庁「株式会社サンドラッグに対する景品表示法に基づく措置命令について」https://t.co/2NMCiUp3Ko— 梓弓穂高(食彩品館.jp , azusayumiHotaka) (@shokusaihinkan) 2020年6月24日