【はれのひ(harenohi)】倒産情報レビュー(第24回)

呉服 倒産

こんにちは。アラームボックスのデータ解析担当タカです。

今回、24回目の倒産情報レビューは、振袖の販売、レンタル、着付けを行う専門店「はれのひ-harenohi」の運営をしており、新年早々、詐欺や計画倒産疑惑で世間を賑わせている「はれのひ株式会社」です。

会社情報はこちら

会社名 はれのひ株式会社
代表者 篠﨑 洋一郎
所在地 神奈川県横浜市(登記上:福岡県福岡市)
業種 振袖の販売、レンタル業
資本金 150万円
倒産日 2018年1月8
倒産種別 事業停止
負債総額 不明

はれのひ株式会社について

はれのひ株式会社(旧商号:シーン・コンサルティング株式会社)は2011年3月に設立。2012年頃から現在の業態である振袖の販売、レンタル、着付けを行う専門店「はれのひ-harenohi」の運営を開始し、横浜、八王子、つくば、福岡など主要都市を中心に実店舗を展開していました。

はれのひ社が開示していた売上高は年々増加傾向にあり、同社のホームページ等を見る限り、経営状態は順調であるような印象を伺わせました。一方、同社に対する求人サイトの口コミでは2~3年前から給与の未払いや家賃の滞納など取引先に対する支払遅延の情報もあり、取引業者の間では、日に日に倒産の懸念が高まり動向が注目されていました。

そのような中、2018年1月8日、突如「はれのひ-harenohi」の営業停止が発覚しました。成人式本番を迎える直前という事もあり、SNSやTVのニュース速報でも報じられ、同社の営業停止は一気に社会問題化する事となりました。

それでは、倒産(事業停止)に至るまで、実際にどのような情報が流れていたのかを見ていきましょう。

はれのひ株式会社の倒産までのアラーム情報まとめ

はれのひ harenohi 倒産情報

オンラインデータを活用した企業調査サービス「アラームボックス」による「はれのひ株式会社」の事後検証結果

上記の画像を見ると、倒産の前兆として、何度かアラームが発生しています。

はれのひ社の最初のアラーム発生は、2015年12月の社名変更による登記情報の更新のアラームです。信用状況への影響がない変動情報のため「チェック」のアラームとしています。

2017年5月に転職サイトの口コミに過去2度に渡って発生した給与遅配や取引先に対する支払遅延に関する情報があり、「注意」のアラームが発生しました。同年6月には電話番号検索サイトに書き込まれた同社の営業姿勢に関するクレームが散発している事によるアラームが発生しました。同社の運営している店舗全体で「迷惑営業」との多数の書き込みが見られ、こちらも「注意」のアラームが発生しています。

同年8月には、別の求人サイトにも「給与遅配」の書き込みが見られ、アラームレベルを「注意」から危機的状態である「要警戒」に切り上げたアラームが発生しています。

また、2017年9月には業界に詳しい調査会社からの情報として「はれのひ-harenohi 柏店」の家賃滞納による店舗の強制退去が発覚し「要警戒」のアラームが発生しました。

更に同年12月にはSNS上で、はれのひ社の従業員への給与未払いで翌年の成人式対応を危惧する投稿が見られました。その投稿が現実のものとなってしまい、2018年1月8日に事業停止(事実上の倒産)が報じられました。

はれのひ株式会社の倒産情報から分かること

インターネットで「はれのひ 倒産」や「harenohi 閉鎖」で検索すると様々な情報が出てきます。今回の倒産劇は、一般消費者が多大な被害を被った「てるみくらぶ」の件を思い出させます。サービスの提供を受ける前に、多額の代金を事前に支払う契約について、リスクの大きさが改めて顕在化しました。

「詐欺」や「計画倒産」との噂も出ており、各種SNSサイトでは同社に対する怒りの声が数多く聞かれます。代表者の篠﨑氏は、現在所在不明であり、同社の経営実態の全容解明には少々時間がかかる事になりそうです。

当社は「アラームボックス」の運営を通じて、継続的に倒産の前兆となりうる情報を入手しています。アラームボックスが与信管理における経営判断の一助となれば幸いです。

最後まで、お読みいただきまして、ありがとうございました。また、次回お会いしましょう。隔週木曜日の更新予定です。

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