東証一部上場のアニメ制作会社「株式会社ディー・エル・イー」が粉飾決算を行っていたとして、東京証券取引所から上場契約違約金3360万円の支払いを求められたことが明らかになりました。
目次
株式会社ディー・エル・イー 概要
株式会社ディー・エル・イーについて
株式会社ディー・エル・イーは2001年創業。ソニー出身の椎木隆太氏によって「有限会社パサニア」として設立されました。その後、2003年にディー・エル・イーに改組しました。
2005年 アメリカのHasbro社と資本・業務提携
2014年3月 マザーズ上場
2015年6月 東京ガールズコレクションの商標権を買収
2016年4月 東証一部へ市場変更
2018年9月 不正会計の疑義
2018年9月、過去の財務諸表に会計上の疑念があるとして、定時株主総会の開催が延期、第三者委員会が設置されました。証券取引等監視委員会は同社が架空の売り上げを計上など4年間で約23億円の有価証券報告書への虚偽記載があったとして金融庁へ1億3540万円の課徴金納付を勧告しました。また、東京証券取引所は同社を特設注意市場銘柄に指定、上場契約違約金3360万円の支払いを命じました。
2019年5月 朝日放送が子会社化
2019年5月、同社は「朝日放送グループホールディングス」を引受先とした第三者割当増資および業務資本提携を発表。同社は朝日放送グループHDの連結子会社となりました。またこれにあたって朝日放送ラジオの勝山倫也氏が新社長に就任、椎木氏は辞任しました。
株式会社ディー・エル・イーの評判
DLE -10%超 「椎木里佳の父親の会社DLE、東証マザーズ上場前から東証1部昇格まで全てが粉飾決算だった」 https://t.co/kI1iPq5pfv pic.twitter.com/PaPTZBB9tP
— sak (@sak_07_) 2018年12月4日
ずっと粉飾決算のDLE、売上高が8分の1に目減りhttps://t.co/Yhn7LvxkP5
— 全力2階建 (@kabumatome) 2019年11月7日